会計事務所で税理士のアシスタント職を経験するが力量不足で退職

-退職者のデータ-

職業:会計事務所で税理士のアシスタント職
性別:女性
年齢:27歳
会社規模:零細企業
年収:350万
勤務地:東京
勤続年数:1年
月間平均残業時間:30時間(残業代なし)

仕事内容は税理士のアシスタント職

私は、会計事務所で税理士のアシスタント職をしていました。

具体的にはクライアントである中小企業や零細企業の経理や財務の管理、労務管理や給与計算まで行っていました。

月次の会計記帳はもちろん、新しく子会社を設立したという場合には登記のための書類をまとめたり、客先や銀行、税務署まで直接足を運ぶことも多かったです。

決算の重なる年末から春先にかけては繁忙期で、個人の確定申告の代行も行なっていたのでそのサポートなどもあり、業務量が膨大で時間がいくらあっても足りませんでした。

税理士試験の勉強になると思い入社するが

税理士試験の勉強中だったため、勉強と両立できる、未経験でも教えてもらえるということで入社しました。

しかし実務経験が全くなかったので全ての用語、会計の内容が理解できず、日々自分が何をしているのかわかっていないまま毎日が過ぎて行くのがとても辛かったです。

周りの人も自分の業務で精一杯で新人に丁寧に教えている空気ではなく、マニュアルもなく、自分で必死になって調べながら日々の業務を何とかこなす状態でした。

来月にはもう少しマシになる、来月にはもう少し、と思っているうちに、周りの人は一人二人と辞めていき、自分より後に入った人も何人も数ヶ月で辞めていきました。

自分が何の役にも立っていないのがわかっていたので残業代が出なくても家に帰れなくても全て自分のせいだと思いつめていました。

そんな状態だったので試験の勉強などできるはずもなく、通っていた予備校も辞めてしまいました。

半年が過ぎた頃、どうしても朝が起きられなくなり、夜は眠れず安定剤を飲み無理矢理眠るような状態、顔面に帯状疱疹が現れ、もう限界だな、と思いました。

退職動機のほとんどは圧倒的な自らの知識不足に対する恥ずかしさだったのですが、周りの人がどんどん辞めて行くことに対する不安感もありました。

また、従業員が大変な状況なのをわかっていながら何も変わる気配のない代表にも不信感が募っていました。

もう少し落ち着いた環境で、基本的なところからゆっくり学び直そう、と思い、転職を決意しました。

先輩とも良好な関係で円満退社

入社当時から一番気にかけてくれていた先輩が、褒めてくれたことでした。

私が経験もなく、必死に業務をこなしていたのを知っていたので「よく頑張っていたよ、根性ある方だよ」と褒めてくれたのですが、そのまま継続できなくてごめんなさい、もっと頑張れなくてごめんなさいと思ってしまいました。

もちろん、その先輩は私の決断と新しい出発を応援してくれたのですが、代表を除き一緒に働いていた仲間は本当にいい人たちばかりで、その人たちと離れるのは惜しいなと思いました。

同じ地獄を一緒に生き抜いてきた仲間、のような妙な連帯感があり、同僚に対する後ろめたさもあったのかもしれません。

普通退職する同僚にかける言葉ではないのかもしれませんが「おめでとう!」で送り出してもらった時は何とも言えない気持ちになりました。

一般企業の経理事務に転職

退職後は、一般企業で経理事務をしています。

毎日同じ処理をコツコツこなし、月次や年次もほぼ同じようにこなす、マニュアルや教えてくれる上司がいる、全てが以前とは全く違っています。

しかし今の私があるのはあの時ハードに自分を追い詰めながら勉強していた日々があったからで、そのおかげで明らかに他の同僚より仕事の飲み込みが早いと自負しています。

体調を崩すまで頑張る必要はないと思いますが、必死になった経験というのは自分を強くすると感じています。

あの時おめでとうで送り出してもらえたように、今はとても自分にあった働き方ができています。

自暴自棄にならずに冷静に自分を一度見つめ直し、次の一歩を踏み出す事ができて本当に良かったなと思います。

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