アパレル販売員をキャリアアップが見込めないと悟り退職した時の話

-退職者のデータ-

職業:アパレル販売
性別:女性
年齢:33歳
会社規模:大手企業
年収:250万円
勤務地:愛知県
勤続年数:3年
月間平均残業時間:15時間(残業代有)

ファッションセンスを磨きたくてアパレル会社に入社

ファッションが好きで、好きを仕事にしたいという単純な理由からアパレルショップを選びました。

どちらかと言うと高所得者向けのラグジュアリーなブランドを扱うセレクトショップです。

ファッションはもちろん、それを楽しむ方たちはどのような考えを持ってお店に来るのか、自分自身のファッションをどのように確立するのか、また、一つのブランドの中でコーディネートをするのではなく、実際に生活する中で多くのお店の商品から服を選ぶように、様々なブランドを取り扱うセレクトショップの中でファッションセンスを磨きたいと考えて入社しました。

20代でしたが、面接の時に話しやすい雰囲気だと高評価をいただき、30〜50代向けの女性のお店に配属されました。

アパレル販売の仕事内容

接客販売、在庫管理、売上管理などアパレル販売員がする一通りのことは行いました。

ショップ内でも役割分担があり、顧客管理のメインを務めていたので、フェアやお買上げのお客様に向けたDM、サンキューレターなどの発信も管理していました。

退職理由

一通りの業務を覚え、顧客がつき、毎季新しい服に接する・・・これらが全てルーティンワークのように感じてしまったのが退職のきっかけです。

この職種に付く前は、自分で考えてどんどん提案しながら新しい仕事を生み出していくような場所にいたため、なんだかつまらなく感じてしまうようになりました。

新しいファッションにもだんだん鈍化してきて、入社当時のような何もかもが新鮮に見える目がなくなってしまったのです。

ファッションが本当に好きなら、最先端の服をいち早く手にとって見られ、バイヤーから直接コーディネートやブランド秘話などを聞けるというのは素晴らしい経験だと思います。

実際、入社当時はそこまでいけたら良いなと考えていましたが、会社の体制を考えると、販売員から抜け出せなさそうなことは2年ほどの勤務で感じられるようになりました。

良いところまで言って店長・・・しかし、店長になったとしても、大きくお店のコンセプトを立案することはできません。

お給料が少し上がって、少し残業が増えて、みんなを管理していくだけ・・・つまらなく感じてしまったのです。

ファッションには興味があり、プライベートでも雑誌やWebで調べたり、いろいろなお店に足を運んだりしました。

でもだからこそ、仕事の点ではまた違う経験や学びを得て、視野を広げられる世界を作りたいと考えるようになったのです。

仕事は楽しかったし、体力もつきましたが、ただなんとなく楽しいかな、というだけで過ぎていく日々がつらくなりました。

退職時辛かったこと

一緒に働く仲間に伝えることです。

オープニングスタッフとしてずっと一緒に頑張ってきたので、そこから抜けることがものすごく罪悪感のような・・・何とも言えないつらい気持ちで毎日を過ごしていました。

また、せっかく自分をしたって来店してくれるお客様がいるのに、その方を置いていってしまうようなかたちになることも辛かったです。

思い入れのあるお客様だと、退職のお手紙を書くのも涙がでるくらいでした。

あとは、自分が担当していた仕事を他のメンバーに振り分けるのも辛かったです。

皆自分の担当の仕事を一生懸命やっていて、それ以上負荷がかかると残業になることは必死です。

新しいメンバーが補充され、その人が育つまで迷惑をかけるなということが退職を考えた時に一番悩みました。

得られたスキル

人と話すスキルが格段に上がりました。

自分自身、ファッション関係で接客を受けることが苦手だったのですが、実際にスタッフになってみると一つ一つの服に語りきれないストーリーが有り、話したくなるのがわかる気がします。

ものづくりの素晴らしさ、それを伝える人間の気持ちというのはどこにいっても大切なものです。

退職後は事務スタッフとして就職

立ち上がったばかりの会社に事務スタッフとして就職しました。

書類フォーマットや仕事の手順などが何も確立されておらず、日々勉強しながら仕事を勧めていきます。

一通りの手順が完了したらそれをさらにブラッシュアップして効率化、さらに会社がもつべき資格などを取得するために資料を作成したり社内の規定を作ったり・・・次から次へと新しい仕事が舞い込んできます。

これがつらいと感じる方も多いでしょうが、自分にとってはこの仕事スタイルが刺激的で飽きずに続けられています。

大好きなファッション業界に従事したことは全く後悔していませんし、それを自身の判断で数年でやめてしまった事も後悔していません。

    今もファッションは好きですし、販売員さんの苦労もわかる分、買い物が楽しくなりました。

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