介護施設を退職し特別養護老人ホームに転職した時の体験談

-退職者のデータ-

職業:介護職員
性別:女性
年齢:25歳
会社規模:中小企業
年収:250万円
勤務地:埼玉県
勤続年数:1年
月間平均残業時間:70時間(申請すれば有り)

入社した動機・理由は何ですか?

高校在学中から介護の仕事に興味があり、福祉関係の高校ではなかったのですが、選択授業の一環でヘルパー二級(介護職員初任者研修)の資格を取得しました。

私は介護施設に訪れたことが今までに3回程しかなかったため、就職説明会に参加してもどの介護施設も同じように感じました。

ですが私が後に就職する介護施設の就職説明会に参加し、介護施設の方のお話を聞いていると「毎月沢山のイベントをしている」「仕事後に先輩や同僚たちとご飯を食べに行ったりしている職員がほとんど」などと言っており、「楽しそうな職場だな…」と感じた事が1番の魅力でした。

この時は私は運転免許も持っておらず、自動車教習所にも通っていない状態でしたが、自宅がある隣町だったこともあり交通の便も良くこの介護施設に入社しました。

介護職の仕事内容

ショートステイでの介護職員だったため、毎日の主な仕事内容は起床・就寝介助、食事介助、入浴介助、トイレ誘導、オムツ交換がメインでした。

早番、遅番、夜勤の3交代制の勤務だったため、勤務によっては行わなくても良い業務もありましたが翌日の入浴準備、利用しているお年寄りの荷物チェック、バイタルチェック、居室とフロアの掃除、リネン交換、食事配膳も行っていました。

3つの退職理由

退職理由は3つあり、細かすぎる指摘と休日のなさ、毎日の残業でした。
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退職理由1
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まず、細かすぎる指摘とは入浴介助後に浴室の外で椅子に座り足を拭いていたらその日の仕事後に施設長に呼ばれ、「利用されている方のご家族が見える時間帯にああやって足を拭くのは下品だから気を付けてね」と言われたり、イヤホンをして歌を聴きながら出勤していた時は「携帯を持ったまま自転車に乗るのは良くない」「イヤホンをしながら出勤すると挨拶された時に気が付かないでしょ?」などというかなり細かい指摘をされました。

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退職理由2
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そして2つ目の休日のなさと言うのは、就職説明会に参加した時に「毎月沢山のイベントをしている」と言われましたが、これは職員の休日を奪う程の量のイベントでした。

例えば毎月施設内でイベントがあるだけではなく、各部署ごとにもお出かけツアーやお花見などのイベントがあり、公休、夜勤明けの職員も必ず出勤となりイベントの日だけならまだいいですが、リハーサルや下準備等でも出勤しなくてはなりませんでした。

そして毎月全体会議、委員会、各部署ごとの会議、勉強会が行われており、これらも公休の職員は休日出勤しなくてはなりませんでした。
運が悪い月は休日にこうした出勤で月に1日しか休めない日もありました。

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退職理由3
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そして3つ目は毎日残業でした。
夜勤の日は大体30分程の残業で帰れるのですが、早番の日は大体2時間程の残業は当たり前、遅番の日は大体1時間の残業が当たり前でした。

自分の仕事が終わり、帰ろうとすると「まだ同じ勤務の人が仕事終わってないでしょ?」などと上司から言われ、渋々手伝う羽目に。

段取り良く自分が仕事を終わらせても同じ勤務の人のせいで定時に上がれた日は1度もなく、頑張れば頑張るだけ自分が損する場所でした。

これらの3つが一気にストレスに感じ、体調を崩したことがきっかけで「退職しよう。介護自体は楽しいけれどこの施設は自分には合っていない」と思いました。

退職時辛かったこと

介護の仕事は楽しい事よりも大変な事の方が基本的には多いですが、イベントや行事をした時に利用しているお年寄りの方達が喜んでくれたり、仕事中に他愛もない会話をするのはとても楽しく介護の仕事自体にやりがいを感じ、心から「楽しい」と思っていたのですが、私自身の私情によって退職の道を選び、今まで関わってきたお年寄りの方達と離れることが退職する時に一番辛かったです。

同じ部署の職員に対しては何も思わなく、「やっとこの人達、この施設から解放される。嬉しい」としか思っていなかったのですが、よく話をしていたお年寄りに「本当に辞めちゃうの?」「もう会えないの?」と言われた時は今までに感じたことのないくらい胸が締め付けられて苦しく、辛かったです。

得られたスキル

お年寄りとのコミュニケーションの取り方が1番得られたことだと思います。

介護の仕事に就く前は何も考えずにお年寄りと話したりしていましたが、介護の仕事に就いたことによって「どんな話をしたら長く話していられるかな?」「どんな声掛けをしたら安心してもらえるかな?」などと、お年寄りと話している時に考えられるようになりました。

この経験は仕事をしている時はもちろん、仕事場以外でも役に立っています。

退職後は特別養護老人ホームに転職

この介護施設を退職してからは、早番、遅番、夜勤の3交代制の特別養護老人ホームに転職しましたが、結婚を機に日勤だけしかない介護リハビリデイサービスに転職し、今はここで働いています。

高校卒業後に就職した介護施設を退職した後悔は全くありません。

もしあの介護施設でまだ働いていたとしたらきっと無我夢中で仕事をして、プライベートや自由な時間がないつまらない人生になっていたと思います。

今働いている介護リハビリデイサービスは日勤の勤務しかなく、必ず毎週日曜日と他1日が休みで、休日出勤は絶対にないのでプライベートを充実させることができていて、日勤だけなので仕事の日でも帰宅してから自由な時間を確保することができています。

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