イベント会場運営会社に勤務するが重労働安月給に限界がきて退職

-退職者のデータ-

職業:貸会議室やイベント会場の設営
性別:女性
年齢:30歳
会社規模:大手企業
年収:220万
勤務地:東京都
勤続年数:1年半
月間平均残業時間:65時間(残業代無)

入社した動機・理由

新卒での就職に失敗し、途方に暮れながら第二新卒での就職活動に専念しようと思っていたところ、友人の紹介でアルバイト採用されました。

もともと目指していた業界とはほぼ無縁の業種で、正直事業内容には全く興味はありませんでしたが、「職歴で空白期間を長くしてはいずれ困る。なんとかして正社員にならなければ」と藁にもすがる気持ちで雇われました。

しかし試用期間に業務ををこなすうちに、一見ルーティンワークのようで毎日利用者も変わる、それに応じて運営側の業務も変わることに気づき、毎日の仕事に飽きることがない社会人生活を楽しめるのではないか、と甘い期待を抱くようになり、そのまま試用期間を経て採用されました。

半年後には契約社員となりました。

仕事内容

貸会議室、ホールなどのイベント会場の運営です。

都内の空きビルにテナントとして入り、各室を時間貸しで提供します。

私は電話での予約受付や請求書発行などのオフィスワークから、会議室やホールのレイアウト変更、利用後の清掃、什器搬入や養生といった肉体労働まで、1つの拠点をほぼ一人で切り盛りしていました。

退職理由

重労働や長時間勤務のわりに時間外手当もなく安月給、休日でも構わず上司からの電話が何度もかかってきてプライベートも楽しめない(すぐに電話に出ないと怒られる)という点で、早いうちに転職しようという焦りが生まれてきました。

そして何よりも上司や先輩社員、ひいては社風があまりにも自分に合わなかったことでストレスが爆発し、本気で転職活動しようと駆り立てられました。

社風は良くも悪くも体育会系で、粗野で荒っぽい気質の人が牛耳っていました。

女性社員ですら相手に「オマエ・コイツ」呼ばわりや「死ね」などの下品な言葉遣いが多く見られ、誰もそれを咎めようとしない雰囲気に辟易しました。

冗談として受け流せる人であれば平気かもしれませんが、本気で傷つき不快な思いをする人がいる、という想像力のなさに「かわいそうな人たち…」とすら思えてきました。

また、業務内容で辛かったことは、サービス業である以上お客様の利用がある限り自分の予定も合わせなくてはならないということでした。

一人で近隣の3拠点を切り盛りしなくてはならない状況で、ケータリングの発注や受取、現地にて支払いするお客様との立会いなど、分刻みでスケジュールが動いており、昼休憩もまともに取れない日が続きました。

朝は7時に開場、23時に戸締りなど、女性ひとりの身の安全上不安になる場面も多かったです。

疲労が重なり月に1回は体調を崩し、婦人科系の症状も悪化しました。

しかし上司や先輩からは「自己管理がなっていない」と苦言を呈され、いたわりの言葉もありませんでした。

これらの理由が重なり、その年度内での退職を決意しました。

退職時の辛かったこと

正直に言うと、転職先が無事に決まり退職できることになった!という嬉しさが大きかったため、「退職で辛かった」ことはほとんどなかった、というのが本音です。

強いて言えば、退職の1ヶ月半前とそこまで差し迫った期間ではないにも関わらず、退職の意向を告げると上司に悪態をつかれたことです。

しかし最後の最後で、ついカッとなって色々言い返してしまい上司や先輩をビックリさせてしまいましたが、後悔はしていません。

また、別の意味で辛かったことは、ほぼ毎日顔を合わせていたビルの清掃員や常連の法人客の方々、たまの貴重なランチ休憩で訪れていたお店の店員さん、仲良くしてくれた社員やアルバイトの人々との別れ、でしょうか。

最終出勤日には常連のお客様がわざわざ勢ぞろいで事務室まで挨拶に来てくれた時は、思わずお客様の前で涙をこぼしてしまいました。

得られたスキル

オフィスワークから肉体労働まで幅広くこなしたことで、自分のフットワークの軽さ、そして根性をアピールできるきっかけとなったのは良かったです。

また、会議室へのお客様で「こんな会社や協会があるの?」と思うような、珍しい肩書きの方々と交流ができたのは貴重な経験となりました。

退職後は何シている?

上記の会社を退職後は、新聞・雑誌・WEB記事のクリッピングというニッチな業界で働いています。

前職では一日中、スーツにパンプス姿であちこち駆け回っていましたが、現在の仕事ではまったりと自分のペースで事務作業ができています。

スーツが嫌いだったので、服装・頭髪自由という点も個人的に嬉しいです。

仕事内容では、毎日色々な媒体にじっくりと目を通せるのが非常に面白いです。

そして何より、社風が自分に合っており、毎日尊敬できる先輩たちと仕事ができるのが幸せだと思っています。

退職して後悔していないか?と聞かれたら、自信を持って「していない!」と言えます。

転職して1年半後に結婚、現在1歳の子をもち育児休業中です。

前職場では思い出すのも辛い日々を送りましたが、そのおかげで今の幸せを噛みしめるように満喫することができています

振り返ると、あの辛い時期も決して無駄ではなかったかな?と今となっては思えます。

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