家具メーカー勤務の21歳男が激務、薄給、パワハラに耐えきれず退職

-退職者のデータ-

職業:家具メーカー
性別:男性
年齢:21歳
会社規模:中小企業
年収:200万
勤務地:京都
勤続年数:4ヶ月
月間平均残業時間:30時間(残業代無)

入社した動機・理由

建築や工芸といった分野に興味があり、専門学校もその方面の学校を卒業しました。

就職後数年は務め、自分の技術に自信が持てるようになったら独立するつもりで入社しました。

社長と社員2人(自分除く)の小さな会社で、社長の年齢的にも技術を身に付けて独立する頃には会社的にもいい節目に当たる頃だと思い、気負うことも少なかったです。

家具製造という中では、休日は周りと同じくらい、給料も業界ではいい方で、何とか一人暮らしでもやってけるとの判断でした。

何より空き時間には工場内の機械を自由に使わせて貰えるので、仕事外では個人的な製作が出来ると思いました。

元々家具製造は給料が少ないという事実があったので、自分の興味がある仕事で食っていく事ができると嬉しく思いました。

家具メーカーでの仕事内容

主に昇降盤や丸鋸やパネルソーといった電動工具を使い、稀にかんなや鑿などの手道具を使った別注家具の製造、製造した家具の出張取付、古くなった家具の修理をしました。

ひとつの物を一人で作ることもあれば、役割分担して複数人で作る事もあります。

薄給、激務、パワハラに耐えきれず退職

まず金銭面で言うと、給料が安すぎる。

業界では高い方と言っても、所詮その業界の平均が異常に低過ぎます。国民健康保険と国民年金は全額自腹だったので給料は額面ほど手元に残りません。そこから生活費云々と言ってると、お小遣いなんて残りません。

そして仕事が楽しくない。

仕事は楽しくないものだと吹っ切れるにも、前述の通りお小遣いが無いので娯楽が全く無い。

休みが想像以上にない。

週休1日、有給無し。有給に関しては私が早々に辞めたからではなく、先輩方も貰えないようでした。

吹っ切れて、無給でいいから休みを求めても却下。それも特に急ぐ仕事は無いどころか、手が余りかけてるにも関わらず。

休日設定の日に出勤しても給料は出ないし、いわゆる定額使い放題の状態でした。

こんなの訴えれば勝てるでしょうけど、そんな事するのも面倒で数年の我慢と思っていました。

しかしことある事にその数年と言うのが、最初は7年とか10年くらいと見据えていたのが5年、3年といった具合に見切りをつける方に傾いていきました。

最後の極めつけは、出張先での社長の激怒。

理不尽に怒られただけなのですが、私自身が怒られた事なんてのはどうでもよくて、それより理不尽に、つまりイライラしただけで激怒した事と、そのタイミングを考えると人として尊敬出来なくなりました。

そうなってしまうともう付いて行けませんでした。

その時、来年辞めようと思っていたのが、もう辞めようとなりました。

退職時辛かったこと

退職の意思を伝えてから退職するまで、私の場合は1ヶ月弱ありました。

必要以上にギクシャクするのもしんどいので、表面上はもちろん円満退社という建前で居ましたので、社長側は私の気持ちを知る筈もなく、気に触る言動をとってきます。

仕事をする以上は逃げようがないし、1ヶ月もない期間とは言え、やはり退職を決めた1件以来、尊敬出来ない人に付いていくという事がとても辛い事でした。

他の社員とは仲も良く、最後まで変わらず接していましたが、何を足掻いても私に仕事を振るのは社長なので関わらないわけにもいかず、毎日がストレスでした。

また、それだけ相手を信用出来ない状態にあったので、「どうせもう辞めるから」という理由で嫌がらせのような事が無いかと怯える事もありました。

得られたスキル

スキル面で言えば、道具の使い方や寸法のとり方は学べました。

建設現場に出向く事も多く、そっちの知識も少し得られました。

しかしそれ以上に、俗にいうブラック企業というものを体験した事が、今後の生き方や働き方に大きな意味を成すと感じています。

退職後は長期間の旅に出る

退職後は長年の夢だった国内での長期旅をしています。

貯金と言える程のものは最初から無かったので、短期アルバイトなどで資金を作りながらで、正社員に比べると不安定もいいとこです。

この預金が無くなる前に仕事を見つけられるか、なんていう心配があったりします。

しかし退職後は本当に自由に生きる事が出来てます。

本格的な次の仕事としては、農業をひとつの選択肢に置いていて、その勉強もしています。

退職した事については後悔はしてませんし、それで良かったと思ってます。

この体験があった事で、正社員というのが喉から手を出してまで欲しがるようなものなのか、もっと賢い生き方や働き方があるのではと、色々な可能性が見えてきました。

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