保険の個人営業を家族や友人への勧誘に躊躇と限界を感じ退職

-退職者のデータ-

職業:保険会社・個人向け営業
性別:女性
年齢:34歳
会社規模:大手企業
年収:300万
勤務地:東京
勤続年数:3年3ヶ月
月間平均残業時間:40時間(残業代無)

保険会社に入社した理由

就職活動を始める直前の大学3年の時に持病の喘息が悪化して入院することになり、1週間程度の入院で8万程度かかってしまい親に迷惑をかけてしまったと思っていました。

ですがその後加入していた保険が5万円ほどおり、親に負担の減らすことができ「いざという時に保険は役に立つものだな」と思ったのがきっかけでした。

当初は保険の営業についての世の中の一般的なイメージ(きつい、成績のために家族や友達も入らなくてはいけないなどイメージの悪さ)などの知識は持っていなく、単純に保険はいざとなった時に役立つものと思っていました。

自分で保険や金融に関する知識を蓄えて、それを知らない人に伝えてあげるという点、いざとなった時に役に立つものを提供できるという点で保険会社に魅力を感じ、応募してみようと考えた。

仕事内容

主に個人営業をメインに仕事をしていました。

企業や省庁などをお昼休みに訪問し、その中で働く従業員向けに保険商品を販売するのが新入社員時にしていた業務です。

その後は異動し、既契約者へのテレマーケティング営業を行っていました。

退職理由

一番の理由は自分の性格に合っていなかったからだと思います。

私はいろんな人や初めての人とコミュニケーションをとるのが好きで、また自分が知識を身につけてそれを人のために役立てたいと思っていました。

保険の営業でそれが適うと幻想を抱いていましたが、全く違いました。

私の勉強不足が一番の原因ですが、実際の会社の方針・営業現場はそうではなく、ひたすら「利益重視」を求めていましたのです。

自分の意識が甘かったのだと思いますが、説明会での良いところしか見せないやり方にまんまとはまってしまったのだと思います。

自分には合わないと入社当初から感じていましたが、それでもやはり3年はやってみなければわからないと思い、3年は続けることにしました。

1年目から常に数字数字と言われる毎日で、毎朝朝礼が1時間ぐらいあり、前日の成績発表や営業スキルのトレーニングだけでなく「成果を出すにはどんな人間になるべきか」といったお説教を聞かなくてはいけませんでした。

日々数字に追われるだけでもストレスなのに、毎朝のお説教はそれをさらに悪化させるものでした。

私だけでなく、周りの同僚たちのストレスだったようで、体調が悪くなる人も周りにたくさんいました。

1・2年目での休職率・退職率は他の業種に比べてかなり高かったと思います。

こんな状態の日々にもかかわらず、上からはどうしても成績が出せない時は「家族は保険に入っているの?」「友達は?」などと言われることもあり自分が壊れそうで、辛かったです。

退職時の辛かったこと

退職する時に辛かったのは、やはりもう限界を感じて辞めるしかなかったときに、次の就職先を見つけるための気力・体力もすでになかったことです。

理想的には退職前から就職活動をして次の就職先が見つかってから退職するべきでしたが、異動をしてからは、土日も出勤することが多く、振替休日もしっかりとはとれず体力・気力ともにヘトヘトになっていました。とにかく3年は続けてみようと思って3年間続けてみたものの、3年経った時は思いっきりやる気がなくなってしまっていました。

数字のストレスから生活全般が荒れていってしまい、散財するだけでなく、肌荒れや慢性的な倦怠感を常に感じていました。

とにかくこの状況から抜け出すことが精一杯で、他のことは考えられなくなっていました。

得られたスキル

この仕事を通して得られたことは、保険商品などの金融商品に関する知識だけでなく税金や社会制度に関する知識も身についたことです。また仕事を通して多くの人を接することでコミュニケーション力も見についたと思っています。

退職後は事務職を経て専業主婦になる

退職後は営業ではなく、事務職をしていました。(現在は結婚をし主婦をしています)営業時代はまったく事務関係の業務をすることがなく、ワード・エクセルなどの基本的な事務についても未経験だったので、ハンデになるのでは、と不安に思っていましたがわりとすぐに次の就職先を見つけることができました。

数字に追われながら、体も気力も疲れ果てていた日々に比べると本当に穏やかで、こんなにも違うのかとびっくりしました。

もっとよく研究して就職活動に臨めば良かったなと思いますが、退職については全く後悔しておらず、今となってはつらい営業の日々も良い思い出となっています。

若さがあったから乗り切れたのかもしれません。

自分としても3年間よく頑張ったな、と思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です