パチコン店の店長職にて150時間のサービス残業で退職した時の体験談

-退職者のデータ-

職業:パチコンホールの店長
性別:男性
年齢:35歳
会社規模:中小企業
年収:700万円
勤務地:神奈川県
勤続年数:7年
月間平均残業時間:150時間(残業代無し)

入社した動機・理由

新卒採用で入社しました。

入社動機としては、業界全体の景気が良く初任給が高かったことと、若い内にチャンスを貰えそうな業界と感じたからです。

パチンコ自体は全く未経験での入社となりましたが、知識の無さに関しては入社後の努力でカバー出来るだろうと踏んでいました。

ちょうど就職氷河期の時期だった為、内定を取るのが困難な状況でした。

待遇、給与面において魅力を感じない様な会社でもこぞって席を取り合う様な時代でした。

そんな中、新卒1年目でもある程度の収入が見込めそうな企業ということで、パチンコ業界に進みました。

業界の知識が無く、当初は不安でしたが、企業説明会に複数参加したり、ネット情報や実際にホールに足を運んだ結果、昔の様な鉄火場の様なイメージは無くなっていたので入社致しました。

パチコン会社での仕事内容

入社1年目に関しては大きな不満はありませんでした。

業務面においてはアルバイトと大差無く、実際に営業に携わるのは役職になった2年目からでした。

5年目で店長となり人、物、金の管理が仕事であり、営業数値を上げることが仕事となりました。

このまま赤信号に突っ込んでしまおうかな

店長の職位になると営業数値がそのまま評価に直結します。

勤務態度ややる気等は一切関係無く、評価基準は数値のみでした。

人によっては、やり辛い評価基準なのかもしれませんが、個人的にははやり易い環境でした。

上司による余計な私情によって評価が変わるよりは、余程分かり易いと感じていました。しかし店長になると、兎に角勤務の拘束時間が長く、仕事量が一人で出来るレベルを超えていました。

人件費を削減するべく、一定数以上は昇進させない会社だったので、いつまで経っても人員不足は解消されませんでした。

慢性的な人員不足は従業員も摩耗していき、退職率の多い会社でした。

離職率が高いことで、人材の育成が進まず、上位職の退職者が出た際に、下位職から昇進させる人材がいない、という状況が日常茶飯事でした。

そんな状況でも営業数値を上げることが強要されるので、結果的にサービス残業が蔓延する様になりました。

特に店長職は管理職扱いの為、元々残業代が発生しない仕組みとなっており、延々と残業をしておりました。

月の休みが2日だったり、3日間も家に帰れていないといったことが当たり前の様に発生しておりました。

しかもその様な状態でも上司から労いの言葉は無く、もっと働く様に激を飛ばされていました。

車で出勤している際、「このまま赤信号に突っ込んでしまおうかな」と思うこともしばしばで、このままだと肉体的にも精神的にもおかしくなると思い、転職を決めました。

店長や役職者は皆大変

当時、大変だったのは私だけでなく、現場で働いている店長や役職者は皆、大変だったと思います。

過酷な労務環境により離職が止まらず、在職者に更に負担が掛かるという悪循環となっておりました。

現に過労で倒れてしまった方も何人もおり、鬱になった方もいました。

そういった人間を「精神的に弱い」と罵倒する様な会社でした。

いつか変わるのではないか、と期待していましたが全く変わらない会社だったので、退職するしかないと決意しました。

唯一の気がかりは、自分が退職することによって、そのポジションを誰かが埋めるのかと思うと、申し訳無い気持ちになりました。

しかしそれを気にしていたらいつまで経っても退職することが出来ません。仕方ないことだと割り切りました。

得られたスキル

全ての責任を現場に押し付ける会社でしたので、パチンコ店の店長としての営業スキルは、高いレベルのものが身に付いたと感じております。

又、反面教師として自分のいる職場は働きやすい職場になる様に心がけております。

退職後は待遇の良い同業種に転職

同業種の別法人から引き抜きの話しがあり、転職しました。

給与面、待遇面共に以前の会社より優遇されていますので、大変満足しております。

元々、この仕事は嫌いではなかったので、同業種への転職が出来たのは運が良かったと感じております。

退職した以前の会社はその後、色々な問題が発生しており、業績自体も下降している模様です。

管理職の多くが退職してしまったことで、それを立て直せる様な人材もいないそうで、業績を回復させることも困難な状況の様です。

率先して退職に追い込んでいた本部の経営陣が少しでも反省してくれていれば、残っている人間が少しは報われるのに、とも思います。

私自身は何があっても前の会社に戻ることはないと断言出来ます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です