特許事務員は高収入で仕事内容はとても面白かったが退職したワケとは!?

-退職者のデータ-

職業:特許事務員
性別:女性
年齢:30歳
会社規模:零細企業
年収:450万
勤務地:東京
勤続年数:5年
月間平均残業時間:20時間(残業代有)

特許事務所に入所した理由

特許事務所に入所した動機は、以下の通りです。

1.都心にオフィスがあること。
前職の勤務地は虎ノ門でした。
前々職の勤務地が田舎の僻地にあり、うんざりしていたので、都会で働きたいと思いました。
虎ノ門は高層ビルが立ち並ぶオフィス街で、六本木、赤坂、銀座にも近く、
アフターファイブの遊び場には困らず、満足しました。

2.外国語が使えること。
外国語、特に英語を活かした仕事をしたく、かつお堅い職場がいいな、と思っていたので、
転職活動では法律事務所や特許事務所を中心に考えていました。
特許事務所に決めたのは、ある程度業務が定型的なこと、そして、面接官だった所長の人柄がよかったからです。

3.収入が高いこと。
特許事務所の事務員は、特許事務という専門職、パテントパラリーガルなので、一般事務員よりも収入が高いです。

私は、25歳の時に未経験で入所しましたが、初任給で420万円いただけました。

仕事内容

霞が関にある、特許庁という、知的財産を管轄する役所に提出する書類を作成し、提出する仕事です。

まず、企業(メーカーが多い)の研究員が発明をします。

その発明を保護するために、特許にしようと考えます。

弁理士に相談し、発明者(研究員)とともに、発明の技術内容が書かれた書類を作成します。

私たち事務員は、その書類を特許庁推奨のひな型に整え、提出します。

退職理由

退職理由は、以下の通りです。

1.所長から嫌われていた。
私が退職する頃には、採用面接で面接官をしてくださった所長は引退し、新しい所長にかわっていました。
私は、その所長になぜか嫌われており、居心地が悪くなりました。

2.他の事務員と折り合いが合わなかった。
事務員はすべて女性で、その中で私は一番年少だったので、ストレスのはけ口にされていました。

5年耐えましたが、私の人格が否定される暴言を吐かれたこと、業務に差し障る程度に無視されたこと、
他人のミスを私のミスにして上司に報告する等が重なり、人間不信に陥り、精神的にも参ってしまいました。

3.弁理士の仕事の進め方が疑問だった。
さまざまなキャリアを経て、弁理士になった人がいます。

民間企業の会社員から弁理士になった方は、人格が優れ、仕事の進め方がスマートな方が多いですが、
会社員を経ず、いきなり弁理士になった人は、いきなり「先生!先生!!」とおだてられてきているので、
人格破綻者やビジネスマナーが滅茶苦茶な人がいます。

所長は後者にあたり、事務員を奴隷扱いし、夜遅くまで残業させ、私のみならず、他の事務員も疲弊させていました。

4.次のキャリアを模索したかった。
退職したいま、私は30歳です。

若くはないですが、もう後がない年齢でもありません。

特許事務所は、人間関係以外は楽しく、今後も知的財産に携わりたいと思います。

他の事務所に入所するか、もしくは知的財産関係の新しいお仕事をはじめるなら、今がチャンスだと思いました。

辛かったこと

私が入所するときに面接官をしてくださった前所長に恩返しをする前に退職する形になってしまったことが、一番辛かったです。

前所長は、他の所員と違って、知的財産について何も知らなかった当時25歳の私を一から育て、一人前・・・・・・・いえ、半人前にまで育ててくださいました。

決して、安くはないお給料をいただけました。

また、何があっても私のことを信じ、やさしいまなざしでみていてくださいました。

入所から5年、やっと一通りのことがわかるようになり、ミスも少なくなり、次に若い事務員が入所しても教育係として機能する、という段階で退職してしまたことは、裏切りにもとれる行為であり、退職するときは、後ろ髪をひかれる思いでした。

得られたスキル

得られたスキル・能力は知的財産に関する知識でしょうか。

特許事務は、専門職であるため、一度知的財産業界に入り、仕事のやり方を覚えると、どこでも通用できます。

また、英語を使って仕事をするという経歴も積めたことは、私の大きな財産です。

退職後は遊びと転職活動を

1ヶ月前ほどに退職し、旅行や帰省等、のんびりしながら、マイペースに転職活動をしています。

5年の間、有給も確かにありましたが、なかなか長期休暇をとることができず(あっても家事で終わる)、
旅行に行けませんでした。

今まで行ったことがなかった、札幌、小樽、函館、仙台、米沢、長崎、福岡に行きました。

すごく、すごく、楽しかったです。

日本は広いな、楽しいな、知らないことたくさんあるんだな、東京がすべてではないんだな、と思いました。

海外にも行きたかったのですが、貯金がこれ以上少なくなるといけないのでやめました。

次の職場としては、中規模や零細規模の特許事務所をいくつかと、
他の知的財産関係の専門職の仕事をいくつか検討しており、

選考も進んでいます。

新しい生活に、いまはひたすらわくわくしています。

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