【書評】「読書という荒野」を読んだ感想。見城徹氏による読書論、優れたブックガイドとしても読める!

書評-読書という荒野/見城徹 感想・レビュー

見城さんって誰?本書のテーマ・構成は?

今回紹介する本はこちら。

幻冬舎社長・見城徹さんの新刊本です。

タイトルにある通り、
本書のテーマは「読書について」です。


カバー写真、タイトルからすでに「気迫」を感じます。
(カバー写真の見城さんを3秒間見つめてから本書を読むと緊張感が増します)

見城さんって誰?って方のために、
見城徹さんの人物像をわかりやすく紹介すると・・・

・五木寛之・石原慎太郎などの大物作家を口説き、数々のミリオンセラーを連発したカリスマ編集者
・幻冬舎という出版社を設立した社長
・ミュージシャンである故・尾崎豊とも親交が深かった

その他にも、
秋元康氏、サイバーエージェント社長・藤田晋氏、GMO社長・熊谷正寿氏とも親交が深かったりなど、
あらゆる著名人から慕われている親分的な存在の方です。

これだけ多くの人を惹き付けてやまない見城さんの魅力というのは、
やはり、その「人間力」にあります。

彼が絞り出す言葉・文章に触れればわかりますが、
見城さんは、とにかく熱い男です。

小手先という言葉が最も似合わない男です。

以前、755という著名人と一般人が気軽に交流できるSNSアプリで
見城さんのトークルームを拝見させて頂きましたが、

匿名の一般人であろうと、
どんな人でも真剣に向き合い、
愛ある説教を繰り返していました。笑

そして、そんな見城徹さんを形作ったものこそが読書であり、

本書では、

引用:p7
一人の人間がいかにして自分の言葉を獲得し、言葉によって道を切り開いてきたかを明らかにしていく

と記しています。

構成としては、

見城さんの激動の半生を振り返りながら、
その時々に、彼が影響を受けた本を紹介していき、

人はなぜ本を読むべきなのか?

という問いを、
ハッとさせるような鋭い言葉と共に、読者へ語りかけます。

少年時代にいじめられていた話/編集者時代の猛烈な仕事ぶり/旅の話/恋の話/死生観

などなど、
おそらく本当は人には言いたくないようなエピソードも赤裸々に告白されています。

本書の中では、
見城さんが影響を受けた本が沢山紹介されていますので、
優れたブックガイド(文芸書メイン)としても読むことができますね。

村上春樹、東野圭吾、百田尚樹、恩田陸
といった現代作家さんの魅力についても語られており、

それぞれのオススメ本なんかも紹介されていますので、
読了後は、きっと書店へと足を運んでいることと思います。

印象に残った箇所

それでは、例のごとく、
本書にて印象に残った言葉を引用しながら、感想を綴っていきます。

他者への想像力を養うのが読書

引用:p15
僕が考える読書とは、実生活では経験できない「別の世界」の経験をし、他者への想像力を磨くことだ。

見城さんは、常々、
「他者への想像力」が大切だ。とあらゆる場で口にしますが、

まさに、「他者への想像力」を磨く場として、最も最適なのが読書だと言います。

なぜなら、
読書によって、あらゆる人間の人生を代理体験できるから。

見城さんが述べるように、

他者への想像力がないと、

世の中には、

「自分では想像もできないような考えを持つ他者がいる」

ということを認識できません。

考えれてみれば、
身の回りの争いの多くも、
他者への想像力の欠如から発生することばかりです。

思いやり、共感力、気遣い、
という言葉に置き換えても良いと思いますが、

これらがないと、
自己中で自分勝手な人間に陥ってしまいます。

人によって物事の受け止め方が全く違うことを知らず、
人が嫌がることを平気でしたりしてしまいます。

他者への想像力がないと、

人間関係に悪影響をもたらすだけでなく、
ビジネス面においても致命的になります。

見城さんは、編集者時代、あらゆる大物作家さんを口説き、

それだけでなく、
彼らが最も書きたくないようなテーマを書かせるなど、

優れた交渉人・営業マンとしての側面を持った方ですが、

その秘密はまさに「他者への想像力」があってこそです。

相手がどうしたら喜んでもらえるか?
相手はどんな言葉に「ピクリと」反応するのか?
読者が求めてやまない本とは、どんな本か?

これらの事を汲み取るには、
「他者への想像力」が不可欠であり、

その力を培うのが、貪るような読書体験。

結果、数々のミリオンセラーを世に放ち、
カリスマ編集者として名を残したわけです。

物事を自己都合的に解釈している人間には、
絶対に成し得ないことです。

本書にて、
見城さんの人生を追体験していると、

人間関係を築く上で、
「他者への想像力」がいかに大切で、

言葉というのが、
いかに人生レベルで強力な武器になるかを、
強く気付かされます。

感想こそ人間関係の一歩である

引用:p102
感想こそ人間関係の一歩である。結局、相手と関係を切り結ぼうと思ったら、その人のやっている仕事に対して、感想を言わなければ駄目なのだ。

感想こそ人間関係の一歩である。

これは、自身の人生を振り返ってみても、
まさに!と思いました。

作家でなくても、

自らが熱を込めて作ったものに対し、
なんからの感想を言ってくれると純粋に嬉しいものです。

新しい作品への創作意欲を促すし、
自分が気付かなかった点を意識するきっかけにもなります。

これって素晴らしい循環です。

そんな感想をくれた相手とは、
付き合いたいと思うのも当然ですね。

感想もある種、相手に与える「価値提供」なわけです。

見城さんは、かつて
超有名作家の五木寛之さんを口説く際、
彼が出す作品に対し、誰よりも早く、何度も何度も、手紙で感想を書き、
25通目の手紙でようやく会うことがきまり、その日に仕事も決まった。

という有名なエピソードがありますが、

感想というのは、相手への敬意を表すための最良の手段なのですね。

ただ、本書でも見城さんが主張するように、
安易な感想は、逆効果になってしまうこともあるので要注意だなとも。

相手をわかったような気になった、上っ面の感想というのは、簡単に見破られます。

感想を言えばいいってもんではなく、
そこに「何が書かれているか」が最も大切なことであるかは、忘れてはいけないことですね。

自己嫌悪・自己否定が仕事への原動力となる

見城さんは読書や日々の仕事の中で、
常に、自己嫌悪、自己否定を繰り返しているそうです。

自己嫌悪、自己否定と聞くと、
一見ネガティブな言葉に聞こえますが、

自己成長という意味でそれらは不可欠であると言います。

そして、自己嫌悪、自己否定を感じる場として、読書は最適だと。

どういうことでしょうか。

そのまま見城さんの言葉を引用します。

引用:p6
本を読めば、自分の人生が生ぬるく感じるほど、過酷な環境で戦う登場人物に出会える。そのなかで我が身を振り返り、きちんと自己検証、自己嫌悪、自己否定を繰り返すことができる。読書を通じ、情けない自分と向き合ってこそ、現実世界で戦う自己を確率できるのだ。

本書にて、見城さんがこれまで影響を受けてきたブックリストを見てもわかりますが、

三島由紀夫、夏目漱石、ヘミングウェイ、吉本隆明、などなど

養分としているものの質がどれも一品級のものばかりです。

見城さんのタフでマッチョな思想はそこからくるのかと納得。

それがフィクションであれ、

読書の世界で体験したことは、
現実世界で戦う原動力になるということを、身を持って証明してくれています。

経営者が三国志や伝記を好んで読むのも、
まさにそういう理由からですよね。

孫正義さんも、
ことあるごとに坂本龍馬を主人公とした小説「竜馬が如く」を読み返すといいます。

エネルギーを高めるため、
巨大なエネルギーを持つ人に触れ、自らその熱に感染する。

時代を超えて、優れた人物に出会える。

これぞ読書の醍醐味です。

それでは!

【編集後記】
はじめして。
管理人のシュンです。

 

大学を卒業後、
会社に就職するものの、
その“厳しい生活”に馴染むことができず、
わずか3ヶ月で退職。

その後、
インターネットを利用したメディア構築ビジネスで
会社員時代の何倍もの金額を稼ぐようになりました。

 



『知っているか知っていなかで人生おそろしいくらい変わるな』 と痛感。

 


そんなわけで、
かつての僕のような方に向けて、個人で生計を立てる術を教えたい!
という思いから“個人メディアつく〜る”という無料コミュニティをはじめました。
(ふざけた名前ですが中身は至って真面目です)

 

興味がある方は、 まずは以下の無料プレゼントを受け取ってみてください。
ゼロから80万円を稼いだ全貌がわかります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です