【書評】「メモの魔力」を読んだ感想。抽象化で夢は叶う!?

書評-メモの魔力 感想・レビュー

「メモの魔力」の概要&著者:前田裕二さんって!?

こんにちは。シュンです。

今回の書評はこちら!!
前田裕二著「メモの魔力」

前回のヒット作「人生の勝算」に引き続き、
2作目の本ですね。

「人生の勝算」が自伝本であったのに対し、

今回の「メモの魔力」は、
前田裕二さんの脳内(思考回路)を覗き見るかのような本です。

前田裕二さんと言えば、

出典:Venture-navi

早稲田出身→外資系投資銀行→Dena入社→SHOWROOM社長

と絵に書いたようなエリート青年実業家です。
(ただ、華々しい経歴とは別に、苦しい過去も経験している方です)

そんな彼が、

どのように日々の仕事をさばき、
どのように理想の人生を実現し、
いかにして石原さとみという彼女をGetしたのか。

そのヒントが本書「メモの魔力」で書かれています。

タイトルにもあるように、
本書のキーワードは“メモ”です。

本書の数々のエピソードから、

メモというものが、
前田さんの人生を形作る上で、
どれほどの威力を発揮したかが、強く伝わってきます。

前田さんは、自他共に認めるメモ魔であり、

プライベート、仕事問わず、
どんな時でも猛烈にメモを取っていると言います。

ちなみに、SHOWROOMという仮想ライブ空間の事業も、
メモから生まれたそうな。

確かに、発想力豊かな人って決まってメモ魔です。

アインシュタイン、エジソン、レオナルド・ダ・ビンチ
ナポレオン、ダーヴィン etc..

これらの偉人も生前に膨大なメモを残している
猛烈なメモ魔で有名です。

2018年も「アウトプット大全」がバカ売れしたりなど、
アウトプットの重要性が、以前にも増して急速に説かれている印象です。

とは言え、

メモやアウトプットの重要性なんかは、
これまでもずっと言われきたことです。

有名な本で言えば、

トニー・ブザンの「マインドマップ」や
赤羽雄二さんの「ゼロ秒思考」なんかも、

知的生産、発想力を高めるための方法として、
言語化、情報の可視化の有効性を説いた本です。

(どちらも素晴らしい本)

じゃあ、今回の前田さんの著書「メモの魔力」は、
一体どんな切り口からメモの重要性・効用を話しているのでしょうか。

その他の“メモ本、アウトプット本”と比べて、
何が特徴的な内容だったかを以下で話していきます。

ちなみに、本書の目次は以下です。

本書の目次

1章 メモで日常をアイデアに変える
2章 メモで思考を深める
3章 メモで自分を知る
4章 メモで夢をかなえる
5章 メモは生き方である

前半がメモの効用

後半がメモを利用した夢の叶え方

といったところでしょうか。

一見すると、後半からは、

「ん??話が違うぞ??メモの話はどうした!」

となるかもしれませんが、

後半も本書のメッセージを語る上で、
必要不可欠な部分であると気付きます。

前半から後半へと
綺麗につながっています。

「メモの魔力」の特徴(知的生産としてのメモ)

本書で前田さんは、
メモの意味を以下の2つに使い分けています。

①「記憶のためのメモ」

②「知的生産のためのメモ」

前者は、主に忘備録としてメモを取ることで、

後者は、思考力や発想力を上げるなど、主に知的生産を向上させる手段としてのメモのことです。

そして、本書では、
後者の「知的生産のためのメモ」の効用を説いています。

どいういうことかと言えば、

日々の出来事を忘れないためにメモをとるというよりかは、

一つ一つの事象を紙に書き留め、言語化し、思考を深めていく。

その手段として、
メモを取ることがめちゃくちゃ効果的であると主張するわけです。

メモを取るとは、

その過程で必ず“言語化”が必要であり、
言語化とはすなわち“考える”ことである。

といった理屈でしょうか。

本書を読んでいると、

最初から最後まで“抽象化”というフレーズが沢山出てきますが、
前田さんは、かなり意識して“抽象化”の重要性を話しています。

抽象化って何かって言うと、

似たような言葉で言えば、

本質、一般化、グルーピング化など、

色々と表現できます。

例えば、

りんご、ぶどう、みかん、パイナップルを抽象化すると、

果物になり、

果物をさらに抽象化すると、

食べ物になります。

要するに抽象化とは、物事の大事な所を抜き出すことです。

抽象化することが、
どうして大切かと言うと、

以下のメリットがあるからです。

抽象化の3つのメリット

①物事の本質が見抜けるようになる
②アイデアの転用が可能になる
③記憶に保持しやすくなる

大事なので詳しく解説すると、

①物事の本質が見抜けるようになる

→物事の本質がわかれば、
それ以外の重要度の低いことに目を向ける必要がなくなるので、

大事な事に時間を割き、集中できるようになり、
結果、生産性が飛躍的に高まります。

80:20の法則(パレートの法則)
という言葉もありますが、

物事の大事な部分は大体20%です。

仕事ができる人というのは、
スパッとその20%が何であるかをを見抜くことが上手なので、

少ない労力で大きなリターンを生み出せるわけですね。

リターンの低い作業に意識を分散させないためにも、

常に「本質はなにか?」と問うことは、
生産性を上げるうえで非常に大切なことですね。

もちろん、
雑な一般化や論理の飛躍には注意が必要ですが。

②アイデアの転用が可能になる

→発明というのは、異分野のアイデアを転用(応用)することによって生まれることが多々あります。

例えば、

・Googleの検索エンジンのアルゴリズムは、学術論文の評価システムを参考に作られた
・高血圧や心臓病の治療薬としての薬の副作用をヒントにバイアグラが開発された
・カメラのレンズは蟻の目と同じシステムが採用されれている

発明以外にも、

異分野の肝となる技術や考えを、
自分の専門分野に適応することで、

打開策・ヒントを得ることって沢山あるかと思います。

ジャパネット高田の髙田明さんも、

商品のプレゼン力を上げるために、
能の理論を記した世阿弥の書物「風姿花伝」に学んでいたと言います。

「風姿花伝」で述べられれている、
人の動きや心の動きの理論を、

商品のプレゼンの場に応用しているわけですね。

「もしドラ」も、
経営学者ドラッカーの会社組織におけるマネジメント論を、
高校野球の世界に転用した物語です。

会社の組織をいかにマネジメントするかは、
高校野球の部員をいかにマネジメントするかにも適応できるはずだ!!

というアナロジカルな考え方から生まれた作品です。

アナロジー的な思考ができるようになると、
あらゆる所からヒントを得ることができるようになるわけですね。

③記憶に保持しやすくなる

→これも抽象化の大きなメリットです。

例えば、講義でも会議でもそうですが、

聴く側として、
個別具体的な事柄をその場で全て覚えるのって大変です。

覚えるだけでなく、

相手が言ったことを、
一言一句全て書くのも非常に骨が折れます。

人間は、
一度に記憶できる脳内の容量(ワーキングメモリ)は限られています。

なので、
抽象化という作業に慣れていないと、
脳みそがパンクし、爆発してしまいます。

要約なんかも、
ある意味“抽象化”のようなものです。

私の場合で言えば、

本を読む時でもなんでも、
強制的にポイントを3つに絞ることを意識しています。

例えば、

本書「メモの魔力」を読んでいるときも、

各章を読み終えたら、

この章のポイントを3つ言えばなにか??

本全体を読み終えたら、

この本のポイントを3つにまとめればなにか??

といったように。

沢山本を読んでも、

本全体で書かれている内容を全て記憶に保持することは無理です。

が、本の内容を抽象化し、ポイントを3つに抑えれば、
なんとか記憶に保持できます。

同時に、ポイントを強制的に3つに絞るという作業そのものによって、
記憶に定着しやすくなっている気がします。

また、

忘れてたとしても、
本の背表紙なんかに、3つのポイントをメモしておけば、

全部のページを読み返すという時間的コストも軽減できますしね。

ちなみに、3という数字がなによりもポイントです。

3という数字がお手頃なんです。
リズムもいいですし。

2だとなんだか中途半端ですし、
7だと多すぎます。

世の中の教訓的な事って大体3つでまとめれていますよね。

おさない・かけない・はなさない
ホウ・レン・ソウ
守・破・離

などなど。

齋藤孝教授は、“3は神の数字”だと言います。

詳しくは、こちらを読んでみてください。
(かなり好きな本です)

以上のように、
抽象化には様々なメリットがあるわけです。

メモを癖つける=抽象化が癖になる

そして、まさに

メモを癖つける=抽象化が癖になる。

これこそが、メモの最大の効用だと、
前田さんは言いたいのだと思います。

そう言えば、
同じくメモ魔の野村克也さんもこんな言葉を残しています。

メモをつけよ。メモすることが癖になると、「感じる」ことも癖になる
野村克也

つまり、前田さんも野村監督も、

メモをすることで、
強制的に思考を深めることができることを、
体感レベルで理解しているのだと思います。

順序として、

考えてから→メモするのでなく、

メモすることで→思考にスイッチを入れる

ということなのでしょう。

私自身、
今現在もこうして本のレビューをすることで、

さらに思考が深まったり、
あらゆるアイデアが浮かんだりします。

誰かに伝えることを前提とすると、

曖昧な事をそのままにせず、
立ち止まって考える癖ができるんですよね。

情報が整理され、頭もクリアになります。

人に教えることこそ学習の王道と言いますが、
これは真理だな。と思います。

皆、個人メディアを作りましょう。

(情報発信の魅力については、
無料メルマガで語っているので是非!)

メモを3日坊主で終わらせないために

大抵この手の本を読むと、

メモの重要性は理解した!
よっしゃ!自分もこれからはメモつけてみよう!

となるのですが、

しかし、数日後、、、全く続かず。。。

というのが落ちです。

要するに、

どれだけ有益な事でも、
習慣に落とし込むことが、ものすごく大変だという事です。

哲学者の三木清さんも言います。

習慣が技術であるように、すべての技術は習慣的になることによって真に技術であることができる。どのような天才も習慣によるのでなければ何事も成就し得ない。三木 清

どんなことも習慣に組み込まないことには、
なかなか効果を発揮し得ないということですね。

しかし、著者の前田さんは、
そんなことも想定済み。

本書でもこう述べます。

これらメモや抽象化の技法を学んだところで、結局「自分が何をやりたいか」ということが明確でなければ、さして意味がありません。まるで特に倒したい敵もいないのに剣を持って佇んでいる戦士のようなものです。引用:p116

福沢諭吉の言う
“活用なき学問は無学に等し”という言葉を思い出させます。

要するに、落とし所を持て!

ということを言いたいのだと思います。

前田さんの場合で言えば、

自身が手掛ける
SHOWROOMをより良いサービスにするという大きな目標があるからこそ、

異分野のあらゆる事柄を観察

メモする

抽象化

自身のビジネスに応用

といったことができるわけですね。

何か「落とし所」がないと、

周りの出来事を有効活用しようという気概が、
そもそも生まれないんだよと言いたいのでしょう。

本当にそう思います。

逆に言えば、

落とし所(夢でも目標でも)を持っていると、

世の中の出来事への関心が異常に高まります。

世の中のどんな事も、
それをヒントに自分の領域に応用してやろうと思えるわけですからね。

大抵、退屈なことって、
その理由は、自分との関連性を見い出せないからであって、

自分との関連性を見出せた瞬間、
学ぶことは本当に楽しくなります。

関連性を見出す
=抽象化が為せる技です。

街の看板、広告を見て、
「あ、これ自分のビジネスに応用できそう」

全く自分とは違う業界の人と会って、
「おや、この業界の話、自分の仕事にも使えるじゃん」

今若者で流行っている「TikTok」ってアプリは、やたら中毒性あるな。

中毒性の源泉は何なのだろう??

こういったように、

「落とし所」を持ち、
抽象化が癖になると、

身の回りの事全てが、
自分と関係あるように思えるようになり、退屈しなくなります。

そんなわけで、

抽象化思考は、
刺激な人生を歩む上で、必須のことだよな。

と本書を読んで改めて感じました。

というわけで、
副題を勝手につけるとしたら、

「抽象化の魔力」ですかね。

・アイデアの枯渇に悩んでいる
・抽象化?なにそれ?
・仕事の生産性をあげたい
・夢が叶う理屈が知りたい(スピリチュアルではなく)

そんな方は是非読んでみてください。

それでは!!

【編集後記】
はじめして。
管理人のシュンです。

 

大学を卒業後、
会社に就職するものの、
その“厳しい生活”に馴染むことができず、
わずか3ヶ月で退職。

その後、
インターネットを利用したメディア構築ビジネスで
会社員時代の何倍もの金額を稼ぐようになりました。

 



『知っているか知っていなかで人生おそろしいくらい変わるな』 と痛感。

 


そんなわけで、
かつての僕のような方に向けて、個人で生計を立てる術を教えたい!
という思いから“個人メディアつく〜る”という無料コミュニティをはじめました。
(ふざけた名前ですが中身は至って真面目です)

 

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2 件のコメント

  • シュンさん、こんばんは、突然ですが質問させてください。
    本当に青学を卒業して、出版社に入社されましたか?
    そして、二代目池上彰ですか?
    私の勘違いであればすみません…
    いつも見てますよ。

    • こんにちは。

      >>本当に青学を卒業して、出版社に入社されましたか?

      事実です。単行本ではなく、雑誌でしたが。

      >>そして、二代目池上彰ですか?

      どういう意味でしょうか?

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