【書評】「Wait,What?ウェイト,ホワット」を読んだ感想。適切な問いが適切な答えを生む。

書評-ウェイトホワット レビュー

なぜ質問力が大事なのか?

今回紹介する本はこちら。

・人生の壁にぶち当たったとき
・仕事での成果に伸び悩んでいるとき
・好きな異性を振り向かせたいとき

どんな状況下であれ、

行き詰まりを感じた際の、
「強力な打開策」となる「解決案」を「自分の頭で」生み出す方法を伝授してくれるのが本書です。

ちなみに、著者は、
第11第ハーバード大学教育大学院長で、
本書は、彼が卒業式で卒業生に語ったスピーチがもとになっています。

帯に、

「成果が出ないのは、質問を間違えているからだ。」

とありますが、本書がテーマにしていることは、

「質問力の向上」です。

なぜ、質問力が大切なのかというと、

引用:p19
答えの質は、質問の質を超えられない。適切でない問いには、適切でない答えしか返ってこない。

という単純な事実があるからです。

「問い・質問」の重要性に関しては、

アインシュタインもこんな言葉を残しています。

命のかかった状態で1時間の猶予を与えられたら、助かる方法を導くのに適切な問いを55分かけて考える。byアインシュタイン

さらに、

適切な問いが、適切な答えを生むとしたら

反対に、

間違った問いは、間違った答えを生むということです。

例えば、

毎日会社に行くのが辛いのであれば、
その時に「最適な質問」というのは、次のうち、どちらでしょう?

①どうしたら会社の人とより良い人間関係が築けるか?

②そもそも、個人で生計を立てていけば良いんじゃないか?
(そしたら、煩わしい人間関係ともオサラバできる。)

後者の方が、
より根本的な解決策に繋がりそうな気がします。

前者の場合、
自分の意思で周囲の状況をコントロールしにくいっていうのもあります。

デール・カーネギーの「人を動かす」や
アドラーの「嫌われる勇気」を読んで、

人間関係を円滑にする方法を学び、
自分がどんなに徳のある人間になったとしても、

嫌がらせをしてくる人は嫌がらせをしてくるし、
人を変えるってそう簡単なものではないです。

この人の近くにいると、精神的に辛くなる。。。

と感じたら、

そこから逃げるのが一番です。

このように、
一見すると、些細なことかもしれませんが、

質問の質によって、導かれる答えも変わってきます。

さらに重要なことに、

自身がどういう問いを持つかによって、
日々の中で、キャッチできる「情報量」も変わっています。

上記の例で言えば、

後者の質問「自身でどうやったら生計を立てていけるのか?」
という問いを抱えることにより、

それに関連する情報がたくさん目に入りやすくなります。

心理学ではこれを「カラーバス効果」といいますが、

カラーバス効果とは、
「自分が意識していることほど、それに関係する情報が自分のところに舞い込んでくる」という現象のことです。

アンテナが立った状態ですね。

いまは、情報化社会ということもあり、
身の回りにはたくさんの情報が溢れかえっています。

そんな中、すべての情報を精査することはできないので、

人間は無意識のうちに、

自分にとって、
「必要な情報」「不要な情報」を振り分けています。

でないと、脳みそがパンクしますからね。

となった時、
その情報を精査する基準となるのが、

自身の中で抱える「問い」となるわけです。

その「問い」があることによって、

目の前で通り過ぎる情報が、
自分にとって重要かどうかを、脳が瞬時に判断できるわけですね。

つまり、意識的に「問い」持っていないと、
目の前にある重要なメッセージを見過ごしてしまうのです。

ニュートンは、
「リンゴの木からリンゴが落ちるのを見て万有引力を思いついた」

と言いますが、それは、ニュートンが日頃から、

なぜ物体は上から下に落ちるのか?
なぜ月は落ちないのか?

といった「問い」(=問題意識)をもっていたからこそです。

「問い」がなければ、
木から落ちるりんごを見ても、何も感じません。

あ、りんごがいま落ちた。

その程度の認識です。

じゃあ、優れた答えを得るためには、
具体的にどんな質問を自分に投げかければいいの??

という話になりますが、
本書では、その優れた質問として以下の5つを紹介しています。

成功を導く「5つの質問」

5つの質問

①待って、何それ?
②どうして〜なんだろう?
③少なくとも〜はできるんじゃないか?
④何かできることはある?
⑤何が本当に重要?

これらの質問は、

それぞれ特徴があり、
もたらす効果もそれぞれ異なります。

以下で、各質問の特徴を順に掘り下げていきます。

①待って、何それ?

著者は、この「待って、何それ?」という質問には、

対象を明確にし、理解を促す効果があると言います。

そもそもなぜ対象を明確に理解する必要があるかというと、

引用:p35
わたしたちはみな、わかってもいないのにわかったつもりになって、立ち止まってみることを忘れがちだ。

と、著者は言います。

要するに、
一度立ち止まって、目の前にある事象をよ〜く考えてみろということですね。

以前、人間関係のいざこざは、多くの場合「誤解」によって起こるという記事を書きましたが、
【書評】人の心は読めるか?本音と誤解の心理学-セールスマン必読の書!

「待って、何それ?」を省いた、
早急な判断は「誤解」を生みやすくなります。

ちょっとした「メッセージ」でも、

自分が伝えたかったことを
相手が間違って「解釈」してしまうことはよくあります。

特に相手の表情が見えないテキスト上のコミュニケーションなら尚更。

誤解が起こる原因は

①伝える側が言葉足らず
②受け取る側の勝手な解釈

この2パターンが主にありますが、

②に関しては、

メッセージを受け取る時に、

「待って、何それ?」と、
ひと呼吸置くことで、誤解が生まれることを抑止させます。

「お前って馬鹿だな〜」

という言葉ひとつとっても、
それが発せられる文脈や相手との関係性によって、その真意は変わります。

相手がどんな意味を込めて、
そのメッセージを発したのか?

いったん立ち止まって、

「待って、何それ?」という質問をすることで、

安易な結論に飛びつくのを防止する効果もあるということですね。

この質問は、
特に人間関係において、非常にたいせつなことだと感じました。

②どうして〜なんだろう?

この「どうして〜なんだろう?」という質問には、

好奇心をかきたて、可能性を引き出す効果があると言います。

この質問は、

物事の仕組みを明らかにする上でたいせつですね。

常識を疑えとは、
古来から言われている金言ですが、

優れた発明、画期的なサービスを生み出した人っていうのは、

この「どうして〜なんだろう?」という質問を、
繰り返し自分に投げかけていた人です。

ライト兄弟は、
「どうして鳥は空を飛べるのだろう?」

そんな質問をヒントに飛行機を発明しました。

また、
新幹線の騒音を減らすヒントは、
フクロウの羽の形状から得られたそうです。

このときも、
「どうして、フクロウは、警戒心の強いネズミでさえ気がつかないほど静かに飛行できるのか?」

といった質問ができたからこそです。

動物・生物学からヒントを得て、
異性を口説くための理論を構築する作家さんなかもよくいますよね。

「どうして、ボス猿はモテるのか?」
「どうして、羽の大きなクジャクはモテるのか?」

といった質問ですね笑

「どうして〜なんだろう?」という質問は、
新たな解決策を生み出す上で、とても重要なものです。

③少なくとも〜はできるんじゃないか?

「少なくとも〜はできるんじゃないか?」という質問には、

状況を打開し、前進させる効果があります。

現状に行き詰まっている時というのは、
どうしても手が動かなくなりがちです。

何をしたら良いかわからず停滞してしまい、
そんな状況に不安を感じ、どんどん負のスパイラルに陥ってしまいます。

そんな時、
その状態から脱却するための質問が、

「少なくとも〜はできるんじゃないか?」という質問。

この質問は、
はじめの一歩を踏み出す原動力となる言葉です。

着手しないことには、
物事は進行しません。

特に今の時代はスピードが命なので、

あれこれ思い悩んでいるより、
荒削りでもいいので、まず「はじめる」ことが大切です。

「少なくとも〜はできるんじゃないか?」と考えることで、

今の自分にできることが見つかり、
最初の一歩を踏み出す後押しとなります。

本書でも紹介されているゲーテの言葉を引用します。

できると思うこと、夢見ていることはなんでも、すぐに始めなさい。大胆さは人に才能と力と魔力を与えてくれる。byゲーテ

確かに、
周りでビジネスが上手くいっている人の多くは、
着手するスピードが異常に早いです。

とりあえずやってみて、
その都度軌道修正していく感じですね。

特にITサービス、ネットビジネスの世界では、
改良は後でいくらでもできるので、
とにかく「出す」ことが大事だと言われます。

「少なくとも〜はできるんじゃないか?」という質問は、
行動することの「ハードル」も下げてくれますので、

完璧主義で行動に移せない人なんかには、特に有効な質問だなと思いました。

④何かできることはある?

「何かできることはある?」という質問には、

敬意のこもった関係を築く効果があると言います。

目の前の人が何かに困っている時、
それを助けたくなる時ってあると思います。

しかし、それが仇となることも・・・

たとえば、
仕事で行き詰まっている同僚に対し、
それを心配して、

「〇〇くんは、もっとこうした方がいいよ」

「〇〇くんは、ここが足りないような気がするよ」

といったように、

こちらとしては善意のつもりが、

相手によっては、
それを「お節介」だとネガティブに捉える方もいます。

助けること自体は立派なことだけど、
助け方によっては、それがネガティブに作用することもあるということですね。

そんな時、相手に対して、投げかける質問として最良なのが
「何かできることはある?」という質問なわけです。

なぜなら、この質問によって、

引用:p111
力になろうとする意思だけでなく、相手への敬意がこれで伝わる

からだと著者は言います。

確かに、この質問には、

相手への気遣いや謙虚さを感じますね。

押し付けがましくもなく、
相手との序列も感じさせません。

すごくスマートだなと感じます。

助けたいという「思い」は同じでも、
その「表現方法」によって、相手に与える印象は大きく変わってしまうわけですね。

伝え方って大事ですね。

⑤何が本当に重要?

最後です。

「なにが本当に大事?」という質問をすることで
人生の本質が見えてくると言います。

この話を聞いて、
アップルのスティーブ・ジョブズを思い出しました。

ジョブズは、毎日鏡の前で、こんな質問をしていたといいます。

「今日が人生最後の日だとしたら、今日やることは本当にやりたいことだろうか?」

超絶ストイックな質問であると同時に、

ジョブズほどの頭脳を持った人でも、
この質問をしないと、いたずらに時間を浪費してしまうということでしょうか。

人生レベルでもジョブズはこの質問を大事にしていましたが、

彼が手掛ける製品にも、
「無駄を徹底的に省く」というその思想が宿っています。

アップルの最高デザイン責任者であるジョナサン・アイブ氏は、
生前のジョブズとかなり近い距離で仕事をしていましたが、

ジョブズの何よりもすごいところは「その集中力」にあると、彼は評しています。

フォーカスする力が半端ないと。

こんなエピソードもあります。

ジョブズは、
いったん首になったアップルに復帰後、

当時アップルで行っていた20以上の事業を、
4つだけ残してあとは全て解体。

加えて、3000人以上の従業員を解雇しました。

無駄が多かった当時のアップルの現状に対し、
「なにが本当に大事?」という質問をした結果でしょう。

人生、ビジネス問わず、
あらゆる場面で、意識的にしたい質問ですね。

まとめ

というわけで、本書は「質問することの重要性」を著者の様々なエピソードを通じて学ぶことができます。

「鋭い考察」は「鋭い問い」から生まれるということがよーくわかる本でした。

これからの時代は、質問への解答速度や精度はAIに人間が負けるかもしれません。

ですが、著者も言うように、
優れた質問というのは、AIより人間が得意とするものです。

なので、質問力を磨くというのは、
時代的にもより重要なことだと感じました。

それでは!

【編集後記】
はじめして。
管理人のシュンです。

 

大学を卒業後、
会社に就職するものの、
その“厳しい生活”に馴染むことができず、
わずか3ヶ月で退職。

その後、
インターネットを利用したメディア構築ビジネスで
会社員時代の何倍もの金額を稼ぐようになりました。

 



『知っているか知っていなかで人生おそろしいくらい変わるな』 と痛感。

 


そんなわけで、
かつての僕のような方に向けて、個人で生計を立てる術を教えたい!
という思いから“個人メディアつく〜る”という無料コミュニティをはじめました。
(ふざけた名前ですが中身は至って真面目です)

 

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